看護師の離職率が低い病院ってどんな病院?
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働きやすそうな病院の求人を発見すると、離職率が気になるところでしょう。求人票で看護師の定着率が良いなどと書かれていてもどこまで当てにしてよいか分かりません。
ここでは、離職率の高い地域や病院の特徴、離職率の調べ方についてまとめているので、転職活動にお役立てください。日本看護協会の調査結果を元に調べているので、実際に離職率の低い病院がどこなのか分かって頂けると思います。
【離職率の推移】全体は低下!都市部は高いまま!
看護師の離職率は最新の2015年度で常勤10.8%、新卒7.5%で、前年度と比べると常勤で0.2%減、新卒は変わらずという結果が出ています。《引用元:日本看護協会「2015年病院における看護職員需給状況調査」》
給与面の調査結果には大きな変化は見られていないので、待遇面で改善が見られていることが離職率が減っている要因と考えられます。看護師が働きやすい環境を整えている病院が増え、子育てしながらでも働ける病院で離職率は低下傾向にあるといえます。
しかし、東京(14.2%)、大阪(13.7%)をはじめ、神奈川、兵庫、千葉、京都といった都市部では離職率は高いままな点には要注意です。
看護師の離職率の高いブラック病院か分かるチェックポイント
では、離職率の低い病院はどうやって見つければ良いのでしょうか?看護師の離職率の高いブラックかホワイトかを調べるためのチェックポイントを7個にまとめました。
① 病床数は多い?
近年の離職率を見ると、小規模の病院ほど離職率が上がる傾向にあります。常勤看護師の離職率は99床以下で12.7%、500床で10.3%と約2%もの離職率の差が出ています。
離職率の低い病院へ転職したいのならせめて100床以上の病院求人を探すのが良いでしょう。
しかし、病床数が多くても看護師の人数が不足していてハードすぎる病院は論外です。求人票に記載されている看護師人数だけではなく、実際に働く看護師が激務と感じていないかまで調べるべきです。
② 人間関係は良好?
看護師が離職する理由で環境的な理由の1つに「上司との関係」が挙げられます。人間関係に悩み苦しみ、転職を考える看護師は後を立ちません。
人間関係は求人票では確認できません。ハローワークやインターネットで「看護師の仲が良い」と書かれていても、実際のところ自分に合った病院の雰囲気なのか微妙なところです。
看護師紹介会社を使って転職先を探すと、現場のリアルな声を聞くことができます。人間関係で離職する人が多いとか師長の人柄もわかります。中でもナースではたらこは職場の状況をよく教えてくれると評判が良いです。
③ 残業時間は月何時間?
看護師が離職する環境的な理由のトップには、「勤務時間が長い」「残業が多い」が挙がってきます。残業時間が月16時間を超えている方は離職を考えてしまうでしょう…せめて残業時間は月10時間程度に、2日に1時間程度に収めたいものです。
離職率の低いホワイト病院を見つけたいのなら残業時間は月10.3時間、支払われている残業代は9.4時間程度の病院を探すべきです。
今、残業時間が悩みで転職先を探している方は、下記の記事がおすすめです。
④ 夜勤時間は月何時間?
看護師が離職したい理由のトップには、「夜勤が多い」も入ってきます。夜勤月70時間を超える病院で働く看護師は辞めたい理由の1つに上がってくるでしょう。
月72時間を超える残業時間をこなす看護師が50%以上いる病院の離職率は12.9%と高いことが物語っています。
離職率の低い求人を探すなら、夜勤時間が少なく、夜勤手当が高い病院を選ぶのが重要でしょう。
夜勤手当の平均
夜勤手当の平均は下記です。
- 三交代準夜勤:3,983円
- 三交代深夜勤手当:4,953円
- 二交代制夜勤:10,711円
前年度より若干減少しており、平均よりも低い病院は離職率が高い可能性大です。夜勤手当に深夜割増額賃金が含まれているかいないかも確認するべきです。夜勤手当に深夜割増額賃金が含まれている病院は残業代手当が低くなりがちなので注意です。
⑤ 有給は取りやすい?
「休暇が取れない」を理由に離職する看護師は多く、「勤務時間が長い」「残業が多い」「夜勤が多い」に次ぎます。離職率が高い病院は有給が取得しにくいので、有給が消化しやすいかを調べるべきです。
しかし、求人票には有給日数しか記載されていないことが多いのがネックです。また、ハローワーク経由やナースバンク経由では有給消化率がわからないので、有給消化率までしっかり調べて転職先を決めたいなら、看護師紹介会社を利用した方が良いです。
⑥ 3~5年の離職率は?
離職率は直近ものだけではなく長いスパンで3~5年で調べるべきです。過去1年ではたまたま離職者が少なかっただけということもあるので、長い期間で調べて平均を調べましょう。
離職率は病院に直接問い合わせても明確な答えをもらえないことが多いと心得えておくべきです。離職者が多く人手不足の病院が正直に答えてくれるとは考えにくいですよね。
⑦ 出産後に働きやすい?
看護師の離職理由で個人的な理由には、結婚、出産は必ず関わってくる点です。まだ独身の方も子供がいない既婚者も今後のことを考えて子育てしやすい環境なのか調べておくことも重要です。
求人票記載の「ママ看護師活躍中!」や「子育て支援あり」の言葉だけではなく以下の項目まで詳しくと調べるべきです。
- ママ看護師の人数は?
- 育休は平均何か月?
- 時短勤務あり?
- 24時間保育あり?
- 病児保育あり?
- 年齢制限あり?
- 保育料補助あり?
以上、離職率の低い病院に転職するためのチェック項目を紹介しました。これらの内容は、病院のHPに記載されてない場合が多く、求人票にも記載されていないことばかりです。病院に1つ1つ確認するべき?と悩む看護師の方もいますが、病院に直接問い合わせなくても7つの条件は、看護師求人サイトのコンサルタントが調べてくれます。
離職率が高いブラック病院求人にひっかからない求人サイト
看護師求人サイトは求人票に書かれていない詳しい情報を調べてくれて、しかも、看護師さんの名を出さずに病院に問い合わせするため採用の合否に関わってこないので安心です。
病院側に不利な情報でも正直に調べてくれるので、公平な立場で病院の詳しい情報を調べることができます。
看護師転職サイトはブラック病院を把握していることと、看護師さんの定着率の高いホワイト病院を把握しているので、求人紹介をしてもらう時は、「看護師の定着率が高い病院で働きたい」旨をしっかり伝えることをおすすめします。
病院の定着率や働きやすさについての情報はハローワークやナースバンクよりも看護師転職サイトの方が詳しいので、ホワイト病院で働きたいなら会員登録して、求人を紹介してもらってください。下記がおすすめの看護師転職サイトはこの2つです。
全国どこでも求人が豊富です。ナースではたらこは、北海道、東北や九州エリアの看護師転職支援実績も多いのが特徴。「職業紹介優良事業者」に認定されているので、変な転職先を紹介してくるとか絶対ないです。ブラック病院を紹介している転職サポートだったら、認定されてないと思うので、安心して相談してみてください。
看護師の定着率の高い良い病院求人が見つかっても採用されなければ意味がない!上の2社よりもナースパワーが優れている点は、病院の採用コストが安いということ。ナースパワーとの付き合いが長い病院は、他の紹介会社から紹介された看護師さんよりナースパワーから紹介された看護師さんを採用するでしょう。病院と付き合いが長いナースパワーだから知ってる現場の情報もたくさんあります。
定着率の高い病院探しに看護師転職サイトの利用は必要不可欠です。看護師転職サイトの無料会員登録はたったの30秒!忙しい看護師が手間なく利用できるサービスになっています。
まとめ
看護師の離職率を詳しく知りたいという方のために、離職率の推移、離職率の高いブラック企業の特徴、転職先に人気のホワイト企業の探し方のコツを紹介しました。
離職率は求人票には記載されていませんし、個人で明確な数字を知るのは難しいので、看護師求人サイトを活用するべきです。明確な離職率を調べてもらえる上、離職率に関係する勤務状況についてあなたの名を出さずに病院に問い合わせてくれますよ。
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